大倉集古館展覧会作品より①

特別展

「浮世絵の別嬪さん〜歌麿、北斎が描いた春画とともに〜」

港区虎ノ門にあります大倉集古館にて肉筆浮世絵の美人画を中心とした展覧会が現在開催中です。

出展作品の中でいくつか作品を紹介したいと思います。

上記の作品は懐月堂安度《語らいの図》時代は宝永~正徳4年(1704 ~14)頃に描かれた、絹本著色です。

懐月堂安度(かいげつどうあんど)は、江戸時代の浮世絵師として菱川師宣の影響を受け宮川長春らと共に活躍しました。

彼の作品には、美しい女性や風景、武士などの幅広いテーマが描かれることが多いです。

安度は浮世絵の技法を進化させる一翼を担っていたと聞いたことがあります。この一枚の作品の中でも細かい着物の柄などを見事に描かれております。

安度率いる懐月堂派は凛とした立ち姿で一人の女性を多く描きました。こちらの作品はそれらとは違い横幅もので枕に寄りかかりリラックスした姿です。

禿たちと遊んでいるのでしょうか?楽しげに笑っているようにも見えます。

また懐月堂派の作品は紙本に描かれることが多いのも特徴ですが、こちらの作品は絹本に描かれているのもまた見所の1つではないでしょうか。

こちらの作品は前期の展示作品です。

前期:2024年4月9日(火)〜5月6日(月・休)

文:江戸文物研究所スタッフ