浮世絵 [Ukiyoe]

Q&A集 [Faq]

肉筆ってなんですか?
肉筆画とは、量産できる木版画ではなく、本人が直接手で描いた作品のことです。肉筆画は版画と異なり絵師の直筆であるため、この世に1点しかありません。
掛軸はどのように保管するのですか?
普通は桐箱の中に防虫香という虫よけ剤を入れて保管します。桐を使用するのは、桐には耐火性と湿気を吸いにくい性質があるからです。
絹本著色、紙本著色ってなんですか?
絹に描いてあれば絹本(けんぽん)といい、紙に描いてあれば紙本(しほん)と言います。著色(=着色)とは色がついているもののことです。
家に処分したい掛軸があるのですが、見てもらうことはできますか?
もちろんです。ぜひお問い合わせ下さい。日本橋・銀座周辺には数百店鋪の画廊・美術店がありますが、その内で掛軸を扱っている店、特に明治時代より以前の掛軸を扱っている店はごく稀です。当店は近世、近代の掛軸に関しても充分熟知しておりますので、掛軸に関するお問い合わせに充分お答えできるものと思っております。実際に作品を拝見させていただく際にはご来店頂く必要がございますが、何らかの事情がある場合はこちらからお伺いすることも可能ですので、まずはお問い合わせください。また、写真を送っていただくことである程度の判断をすることもできます。
画廊というと入りづらい気がしてしまうのですが、気軽にたずねても大丈夫ですか?
もちろん大丈夫です!どうぞお気軽にお越し下さい。特に、展覧会を開催している時などは是非ご来店ください。お茶やコーヒーが出てくることもありますよ。椅子に座ってじっくり作品を眺め、作家や作品をよりよく知ってもらえれば幸いです。ただ、他の方の迷惑とならないよう、お静かにお願い致します。
展覧会中以外のご来店の際には、前もってお電話を頂けると助かります。ご連絡がない場合は、外出中など対応できない場合がございますのでご了承ください。
低価格の作品を集めてみようかと思っているのですが、そういったものはありますか?
はい、あります。確かに美術界では「安物買いの銭失い」といって高い作品を販売する傾向にありますし、また、お金のあり余った人たちは資産形成の為に高額な作品をコレクションすることもあります。しかし、価格が高いことと美術品の価値との間にははっきりした関係などないのです。重要なのは、良い作品をたくさん見て、何が良い作品なのかを見極める眼を養うことです。現在の価格がそれほど高くなくとも、良い作品であればその価値が後から認められるケースは無数にあります。例えば、ルノアールは最初ヨーロッパでは全然売れなくて、仕方なくアメリカへ持ってきたら人気が出て、今日の評価があるわけです。日本でも、以前は5万円の価格がついていたものが後に200万円の価値がついた、というような話がいくらでもあります。価格重視ではなく、手の届くもので質の高いものを選ぶのがコツです。オススメは当然世界に一点しかない肉筆浮世絵ということになります。無名であっても質の高い作家はゴロゴロいます。以前、NYのオークションで、鳥山石燕(歌麿の師匠だが、あまり知られていない)の、鯉が泳いでいる脇にスッポンが転んでいる姿を描いたユーモラスな作品が出品されていました。質も高く、超高額な価格設定でもなかったので、5,000ドルくらいで買いだ、と思ったのですが、アメリカのディーラーがなんと50,000ドルで落札してしまいました。アメリカ人はなかなかの目利きです。日本人も大いに学んで、作品を見る眼を養いたいものです。